社長・坂本毅の『バンベン日記』


 

2011,08,31, Wednesday 08:29 PM
19日(金)

9時に出発。まずはオルドスの新たな中心地「カンバシ新区」へ。ここは何もなかった平原を開発し100万人の都市を築くべく、建設ラッシュが続いている。まだ人がまばらでそのゴーストタウンぶりが日本でも報道された。

僕の「母校」オルドスモンゴル族高校もここに移転する。5年後10年後カンバシがどうなっているか、これからもウォッチしていきたい。

続いてチンギスハン陵へ。日本帰りのゲゲリヤがここで働いている。今回は陵のガイドをお願いした。僕はもう何十回も来ているのでなんとも思わないがオルドスに来た日本人は1回は来ておきたいところだ。

ここまでは時間通り、後は神木県の生態回復砂桃センターを訪問するだけ。しかしここでトラブルが・・・。

センターに行く道は細くところどころ高さ制限の鉄の柱がバスを遮る。そのたびに大きく迂回。相当時間を浪費。迂回路を進んでいくうちに大きな水たまり・・・。

数日前の雨のなごり。ここを無理に通って泥にはまったら身動きが取れなくなる。結局センターに援助を依頼。ジープを4台かき集めてもらって、無事センターに着くことができた。しかし予定より2時間遅れの14時に到着。

リーダーの張さんは急用ですぐに楡林に行かなければならないとのこと。張さんの情熱あふれる話を学生に聞いてもらいたかったし、10月のノリブの実家に1000ムーの砂桃植林の打合せもしたかったが、会ってすぐお別れ。残念。

センターの食事はここで採れた新鮮な野菜や地鶏がメイン。ここ数日羊続きだったので学生たちは大喜び。バクバク食べていた。

ちょっと休憩して高書記から砂桃を使った砂漠緑化事業について説明を受けた。乾燥に強く、食用油・保湿剤・活性炭・漢方薬・バイオディーゼルと多様な用途がある砂桃の可能性についてみんな熱心に聞いていた。

続いてジープと小型トラックに分乗して砂桃植林地へ。特にトラックの荷台に羊のごとく詰め込まれた学生たちはなぜか大はしゃぎ。砂丘が続くでこぼこ道はジェットコースターよりスリルがある。

砂丘の高いところに行くと一面の砂桃。5万ムー(約3300ヘクタール)も広がっている。いろんな植物と混載しているところがいい。

5年後オルドスの植林地もこうなっていればいい。この風景を心に刻んだ。夕方センターを後にした。

後は楡林までのバスの旅。

19時にホテル到着。

少し休んで20時からレストランで学生を集めてバンベン事業の講座。

「自分のやりたいことを自分のペースでやることが継続の秘訣」「続けていくといろんなつながりが生まれ、新しい展開が生まれる」「最初の志さえぶれなければ、柔軟に変化していってもいい・・・」どこまで伝わったかわからないが、言いたいことは言い終えた。

食事の後、学生たちは遊びに行った。僕はノリブと秋の植林の打合せ。ビールを飲んでいたらいつの間にか寝ていた。


*写真は「荷台に羊のように詰め込まれた学生たち」その他の写真はフェースブックページ「バンベン」のアルバム「2011夏の出張(北京、銀川、アラシャン、オルドス、楡林)」にアップしています。161枚の大作なのでお時間があるときにじっくりご覧ください。 https://www.facebook.com/banben.ordos

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2011,08,30, Tuesday 09:13 PM
18日(木)

ハードな日程が続く。9時に出発。まずはウーシン旗まで。車で1時間ちょっとだが大型バスだ2時間近くかかった。

ウーシン旗の街でトイレ休憩、銀行で両替など、やはり団体行動は何をするにもけっこう時間がかかる。

予定より1時間遅れてノリブの実家に到着。隣のお姉さんの家の庭にはモンゴルゲルがある。中に入ってお茶を飲んで休憩。

そしてモンゴル牧民の生活を体験スタート。まずは羊の囲いへ。20頭ほどがのんびり休んでいる。牧民2人が中に入り、品定め。太っている羊に狙いを定め、追い立てる。みんな必死に逃げ回る中、目標の羊がどんどん追いつめられる。そしてついに捕まった。ゲルの前まで運ばれ、そこで仰向けにされる。もう観念したのか、大人しくなっている。そして達人の見事な捌きによって、静かに息を引きとる。その後30分足らずで解体終了。肉はもとより胃腸や血や骨髄までも大切に食される。

肉がゆで上がるまで2時間。その間、乗馬体験、チーズ作り体験、砂桃基地見学など精力的に動き回った。

2時過ぎに昼食。続いて牧民楽団が登場。三味線、四胡などの楽器の演奏、モンゴル民謡・・・。盛り上がってきたところでメインディッシュ登場。さっきまで生きていた羊の丸煮。モンゴル人の最高の料理。羊に感謝。儀式の後、みんなかぶり付く。やっぱり新鮮な羊は美味い。そして僕が一番好きな羊スープのお粥。ちょっとヨーグルトを入れて酸味を出すと最高に美味い。

あっという間に17時。もっとゆっくりしたいが時間が押しまくっている。慌ただしく牧民たちとお別れ。一路、東勝を目指す。実は予定では16時に東勝にあるオルドスモンゴル族高校に行く予定だった。いくら飛ばしても遅れに遅れ19時半にやっと到着。同時にみんなトイレに直行。先生方にご迷惑をおかけした。やっぱり無謀な日程だった。

気を取り直して交流会に挑む。20年来の友人でもあるドプシン校長の学校紹介。意見交換など。そして僕が20年前に日本語を教えていた51組の教室へ。バンベン事業は全てここから始まったと言ってもいい、僕の活動の原点。

ちょうど高校3年生が自習をしていた。鹿大の学生としばし交流。「素朴で素直ではにかみ屋」時は流れても生徒たちの気質はあの時と変わらない。

来年は30キロ離れたカンバシ新区に移転するとのこと。それを機会に国際化を目指すとのことなので、日本とのつながりのお手伝いもしてみたい。

その後、宴会へ。日付が変わる頃、ホテルに着いた。その後、ゲゲリヤやサランなど日本留学組と飲みに行った。遅くまで語り合った。

*写真は「モンゴル族の少女に乗馬を教わる」その他の写真はフェースブックページ「バンベン」のアルバム「2011夏の出張(北京、銀川、アラシャン、オルドス、楡林)」にアップしています。161枚の大作なのでお時間があるときにじっくりご覧ください。 https://www.facebook.com/banben.ordos




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2011,08,29, Monday 06:08 PM
17日(水)

昨夜は早めに寝たので目覚めすっきり。

9時に出発。まずはオトク旗林業局へ。林業局のここ10年間の成果やウランダワ砂漠日中共同植林について説明を受けた。学生からの質問も多く活気のある意見交換会となった。

昼は林業局主催の歓迎会。午後からウランダワ砂漠に行くのでお酒も少なめで助かった。

13:30から5台のジープをチャーターし、1時間半の道のり。ほとんどが未舗装のがたがた道。学生は遊園地のアトラクションに乗っているかのごとくはしゃいでいた。そして山羊の群れを発見。しばらく山羊を追い回していた。

今年は数十年に一度の干ばつでまだ15ミリしか雨が降っていないとのこと。今日はかなりまとまった雨が降っている。砂漠を見るにはあいにくの雨だが、大地も喜んでいる。山羊たちも喜んでいる。枯れかけた草や灌木もこれで復活するだろう。なんだか我々が雨を運んできたかのようで、あちこちで感謝された。

スージー村についてしばらく牧民の家で休憩。しょっぱいミルクティやチャオミー(粟をいったもの)を体験。

そして砂漠へ。まずはいつもの「石碑の丘」で記念撮影。砂丘の上から6年間の植林の成果を説明。晴れているときのあの気持ちのいい輝くような緑色はみせられなかったが、人の力+自然の回復力で緑が広がっているのは実感してもらえた。

あとは砂漠ウオッチング、裸足で砂丘を駆けあがったり、「雨空」トイレを体験したり、思い思いの時間を過ごしてもらった。

19時過ぎにジープでオトク旗に戻った。夜はスージー村主催の歓迎会。巨大モンゴルゲルの中。羊、酒、歌のモンゴル式宴会を堪能した。

*写真は「砂丘を裸足で駆け回る学生たち」その他の写真はフェースブックページ「バンベン」のアルバム「2011夏の出張(北京、銀川、アラシャン、オルドス、楡林)」にアップしています。161枚の大作なのでお時間があるときにじっくりご覧ください。 https://www.facebook.com/banben.ordos


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2011,08,26, Friday 03:18 PM
フェースブックページ「バンベン」に「2011夏の出張(北京、銀川、アラシャン、オルドス、楡林)」の写真をアップしました。161枚の大作なのでお時間があるときにじっくりご覧ください。 https://www.facebook.com/banben.ordos

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2011,08,25, Thursday 06:53 PM
16日(火)

7時に電話で起こされた。7時集合らしい。急いで身支度。ノリブ今夜オトク旗で合流すればいいから、そのまま寝かせておいた。

15分ほど遅れてバスの中へ。鹿児島大学の学生14名、先生3名、添乗員1名が待っていた。これから5日間。バンベン事業ゆかりの地を巡り、社会貢献型ビジネスについて考える研修旅行がスタート。

二日酔い&寝不足で最悪の状態だったが、朝食のコシのあるラーメンを食べてやや復活。銀川から270キロ離れたジランタイを目指す。ここは内モンゴル最大の塩工場。バンベンの塩の故郷だ。

昼前に到着。オーソドックスな中華料理。みんな元気いっぱい。バクバク食べている。ジランタイ塩会社貿易担当で2年前にもアテンドしていただいた李さんと久々の再会。

昼食後早速、塩の採掘現場を視察。最初は浅い塩湖。人の力で底に溜まっている塩を掘り出し、そのまま天日干し。これがうちの天日湖塩になる。実際に塩を輸入している木曽路物産を通して見学を依頼しているので、対応もバッチリ。見たいところを見せてくれる。

次は岩塩の採掘現場。地下十数メートルのところから掘り出されるコロコロの岩塩が大きな山になっている。そこに登ってみるといい景色。ジランタイの塩湖から遠くの山まで一望できる。

学生たちは夢中で岩塩採取。何といっても採り放題。大きくて形のいいものを必死に探す。これを砕いたものが「バンベンのモンゴル岩塩」。

最後に大きい塩湖のほうへ。ここでは船で湖底に溜まった塩を吸い上げている。湖の周りには「塩珊瑚」これもみんな夢中で採取。そして男子学生数人がおもむろに服を脱ぎ、湖に飛び込む。塩の濃度が濃いのでプカッと浮いている。なんとも羨ましい。僕も浮きたかったが先生という立場だったから断念。しかし今となっては後悔。次来る時は塩湖で思いっきり浮いてみたい。

最後に塩の精製工場を見学。16:30。1時間も押している。もっとゆっくりしたいところだが、これから今夜宿泊するオルドス・オトク旗までは270キロ。ジランタイを後にした。今回もいろいろ手配してくれた李さんに感謝。

その後、アラシャンのゴビ砂漠をひたすら東へ。黄河を渡るとそこはもうオルドス。いつの間にか暗くなり、真っ赤な大きな満月がバスの正面に顔を出した。

オトク旗には22時過ぎに到着。みんなフラフラ。遅い夕食をとって明日の「砂漠行き」に備えた。


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