社長・坂本毅の『バンベン日記』


 

2006,10,30, Monday 08:18 PM
8時起床。今日はもう一度ウランダワ砂漠に行き、じっくり砂漠を歩く予定。今日も朝食を食べながら車を待った。今日は林業局の熊さんが2台のジープを用意してくれた。

ウランダワ砂漠の石碑が建つ砂丘で下ろしてもらい、3時間後に迎えに来てもらいことにした。最初はウランダワ砂漠の南の果てまで歩いて戻ってくる予定だったが、ナランファ書記が砂漠を案内してくれるということになったので、3時間ナランファ書記おまかせコースにした。

植林がうまくいっているところ、行っていないところ。ここ数年の砂漠との戦いの凄まじさがよくわかる。高い砂丘が植林によって徐々に平らになっていく様子もよくわかった。

砂丘を固定するため、また風を防ぐための植林を必要なところに施すこと。放牧しないこと。これさえやれば徐々に植物が自生していく、だんだんイメージができてきた。

緑化だけじゃなく、どうすれば生態系を維持しつつ経済的にも向上できるか、ナ書記とじっくり話しながら歩いた。バンベンで販売している漢方源の主原料:苦豆子を実験的に蒔いてみようと思っていたが、なんと平地のいろんな植物が生えているところに自生していた。これが大規模に収穫できたら、ウランダワから日本まで経済でつながることになる。これは来年春本格的に取り組みたい。また来年から生態系にやさしい「バンベン牧場」を作ることも決まった。

砂丘の上でパンと水の昼食。この日は前日と打って変わって快晴微風。日差しとそよ風が心地よい。食べた後みんなで砂の上に寝転がった。焼けた砂と日差しが暖かく感じられ、時どきそよ風が涼しさを運んでくれる。シーンとして何も聞こえない世界。砂漠がこんなに気持ちのいいところだとは思わなかった。しばらく昼寝。虫の羽音で起こされた。それから石碑のところまで戻って砂漠ウォッチング終了。今までジープでポイントポイントを回っていたが、時間をかけて歩くと砂漠に対する見方も変わってくるし、いろんなアイデアが涌いてくる。来年の夏はもっと時間をかけて砂漠をゆっくり歩きたい。

午後からナ書記の妹夫婦の新築祝いパーティーに飛び入り参加。激しく飲んで・歌って・食べて・踊って・・・。夜の星がきれいだった。

*4日目と5日目の写真をHPの「オルドス写真館」たっぷり載せています。


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2006,10,29, Sunday 01:22 PM
7時半起床。まず昨日僕を送ってくれたアラシャンの人たちを見送った。今回の植林の日本側のメンバーは7人。いつのまにか結成されたオルドス生態回復研究会のF氏、S氏、T氏、僕。オルドスの南東側のユーリンにいる日本人留学生3人、なんとうち2人は去年大阪外大の僕の集中講義を受けた学生。講義で話したことを実際に感じてもらえるし、まさに講師冥利に尽きる。

ホテルのレストランで朝食をとりながら出発を待つ。8時出発予定。いつものように車の手配に時間がかかる。オトク旗林業局のハス主任があちこちに電話をかけて何とか手配できた。感謝感謝。ちなみにうち一台はパトカー。この日はオトク旗で人民代表会議がありスージーガチャのナランファ書記などは植林に参加できない。おまけに林業局の包金山さんは出張中。ハス主任や熊さんはいたが、中国側のいつものメンバーが少ない中、植林に向かった。

今回の秋の植林は1週間。沙柳と乾柳を約60ヘクタールの砂地に植林する。僕は「木を植えるのは地元の人」という考えを持っているのでいつも日本側は少ないし、1日だけ植林に参加して交流するという方法をとっている。

晴れていたが風が強くけっこう寒い。植林地には計30名くらい集まった。スージーガチャの牧民、ウラン鎮やオトク旗林業局の人、そして僕たち。ほとんど打合せもなく各自スコップや苗を持って植え始めた。

60cmほど穴を掘り、5,6本の沙柳の枝を穴に入れ、砂を戻す。水をやらないのがここの植林の特徴。10cmほど掘ると水分を含んだ砂が出てくる。けっこう荒っぽいが水やりが必要なくらいなら植林はやらないほうがいいような気がする。いかに手間をかけずに水を使わないで緑化するか、そういう視点もないと長続きしない。例え植えた木が枯れてもそれが風除けとなってその風下に草が自生してくる。活着率だけが問題ではない。最近そう思うようになった。

僕はすぐ疲れてしまうので5回くらい掘ったら、写真を撮ったり、周囲を歩いたり・・・。適当にサボりながら進めていった。外大の学生たちは砂漠が初めてということもあってとても張り切って植えていた。やはり地元の人たちは穴を掘るのも早いし、持久力がある。適当に休憩を入れながらも午前中だけでもけっこうな面積を植林できた。

昼食は近くの牧民の家でオルドス名物のダーフイツァイとマントウ。みんな黙々と食べていた。

しばらく休んだ後、午後の活動。日本人チームはジープ2台に分乗して砂漠ウォッチングに向かった。砂漠に生えている植物の個々の特徴やどうすれば砂丘が平地になるかなど、地元の人の説明を聞きながら過ごした。砂丘と砂丘の間の平地はアルカリ化しているが、いろんな植物が自生している。一番印象的だったのが地面を手で20cmほど掘るとすぐそこに水が溜まってきたこと。午後からは風が一段と強くなって、砂をかぶりながらウォッチングを進めた。植林地に戻るともうこの日の植林は終わっていた。最後に記念写真を撮ってウランダワ砂漠を後にした。

夜はナランファ書記も合流。ウラン鎮のレストランでオルドス式宴会。歌も飛び出し大いに盛り上がった。

*パソコンの調子が悪いので写真は後日公開します。


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2006,10,28, Saturday 01:07 PM
この日はアラシャンの村の周辺を見学。ジープでガタガタと砂漠、礫漠を抜け、怪しげな岩山の奥に入っていく。ウランスブデグ(赤い寺)というラマ教の聖地。巨大な岩の崖の横に30メートルくらいの岩柱が突き出している。中腹にラマ寺がありチベットの奥地に来たかのような錯覚を覚える。

続いて岩山の麓の砂地に沿って南に車を進めていくと、絶壁の真ん中に黒いシミみたいなものがある。よーく目を凝らしてみるとラクダに見えてくる。しかも躍動感がある。

更に南にでこぼこ道を進んでいくと、赤い岩山が見えてくる。その中にどんどん入っていく。車の両側に迫ってくる奇岩に圧倒される。これでもかと赤い奇岩群が迫ってくる。まるでインディージョーンズの世界。

続いて東に方向を変えて砂漠を進んでいくと、梭梭という木が一面に生えている地域にたどり着いた。梭梭の木の下には幻の茸「ツォンロン」が植わっているという。中国でもけっこう高価なもの。日本でも流行るかもしれない。

ということで見学は終わり。昼過ぎに村に戻ってまた羊と白酒の宴。今日はその後オルドスのオトク旗まで行かなければならないので14時には出発する予定だったが、送ってくれる予定のジープが道路工事とかでなかなか来ない。メインディッシュのショウパーロウは食べてしまったが、ジープが車で宴が続く。歌も飛び出て、白酒もかなり飲まされてフラフラになった頃、ジープが到着。

17時前。予定を大幅にオーバーして出発。短い間だったがこの村とは縁を感じる。けっこう深く長い付き合いになるかもしれない。

出発してすぐ日が落ちて暗い中、ジープはオトク旗に向けて進む。ゆっくり眠りたかったが僕しか道を知らないので、必死に目を擦りながら、ナビに徹した。思ったより時間がかかり、23時ごろフラフラになりながらオトク旗到着。

明日からのウランダワ砂漠での植林の日本側のメンバー6人は既にホテルに集まっていた。ビールとカップ麺で腹を満たしながら、植林の説明などを少々。1時過ぎにベッドへ。そのまま深い眠りに着いた。

*写真はHPのオルドス写真館まで。



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2006,10,27, Friday 11:09 AM

8時に友人たちとホテルで朝食をとって大移動の開始。フフホト・パオトウ・バ盟・アラシャン盟とジープで500km以上移動しながら会社や工場や農場を視察。今後のバンベン事業のヒントをあちこちで拾いながら進んで行った。

バ盟の農家の減農薬農法が興味深かった。農作物の収量も質もアップしたと喜ぶ農民たちの満面の笑みが印象的だった。

その後、収穫の終わったひまわり畑に沈む夕日を眺めながらどんどん進んでいった。その日の宿泊先アラシャンのある村に着いたのは21時過ぎだった。

だいぶ遅くなったが地元のリーダーが待っていてくれて大変恐縮した。地元の人が用意してくれたショウパーヤンロー(羊の丸煮)と白酒で簡単な宴が行われた。アラシャンの羊もけっこう美味い。「アラシャンの羊は世界一美味しいんだよ」と地元の人。「いやオルドスのほうが・・・。」と言いかけたが、「オルドスのと甲乙つけ難いくらい美味しい」と言っておいた。

その後小さい招待所にチェックイン。酔い覚ましに村をブラブラした。裸電球のちっぽけな商店が点々とする静かな雰囲気。街灯がないので星がきれいに見えた。ビールを買って部屋でチビチビ飲んでるうちにふらふらと寝てしまった。

*写真はHPのオルドス写真館まで



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2006,10,19, Thursday 02:01 AM
福岡空港までウさんに車で送ってもらった。

12:50定刻発のCA914。北京まで2時間半。機内で燕京ビールを2缶流し込む。ほろ酔い気分、適度な揺れが心地よい。あとは北京までぐっすり眠った。14:30に北京空港に着陸。

入国手続きを終えて15時。フフホト行きの便は19時半。普通ならアクティブに町に出て散策するのだろうが、1人で何時間でもボッーとできる僕はあまりジタバタするのは嫌いなので、1人で4時間あまり空港で過ごすことにした。コーヒー+足裏マッサージで時間をつぶそうと思ったが、3階にネットカフェを発見。そこで3時間ほどゆっくりすることに。50元(750円)ドリンク飲み放題。時間無制限。

メールの返事を書いたり、オルドス関係の本を読んだり、ボッーとしたりでまっとりと時間が過ぎていった。少し遅れてフフホト行きの便が離陸。

21時前にフフホトに着いた。福岡や北京に比べ、少しひんやりしたが思ったより寒くなかった。この気候が1週間続いてほしい。空港には4人の友人が迎えに来てくれた。晩くまで本当に申し訳ない。市内のホテルにチェックイン。

2回も機内食を食べたし、お腹は空いてなかったし、早く開放してほしかったが、何か食べろと強く勧められる。遅く着いてもやはり食事を共にするのが中国流。こんなとき押しが弱い僕はきっぱりと断れない。牛肉麺を無理やりお腹に流し込みながら、明日からの日程を決めていった。お腹はパンパンになったが、はやり会った当日に話をしておくのも重要。明日からの日程もなかなか面白いものになった。けっこうハードだ。

今日は早く寝よう。ただあとビール1本開けないと眠れそうにない。




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